製図―文字ー第2部:ギリシャ文字
JIS Z 8312-2
序文 省略
1. 適用範囲 JIS Z 8313 群のこの部は、製図やそれに関連した文書で用いるギリシ
ャ文字の書体及び大きさについて規定する。基本的には型板を用いた文字に関する規定
であるが、手書きなどの他の方法にも適用する。
備考 この群の対応国際規格ー省略
2. 引用規格 次に掲げる規格は、この部に引用されることによって、この部の規定の
一部を構成する。この引用規格は、その最新版を適用する。
JIS Z 8313-1 製図ー文字ー第1部:ローマ字、数字および記号
備考 省略
3. 一般事項 JIS Z 8313-1 による。
4. 文字の大きさ JIS Z 8313-1 の3.による。
5. 書体 次に示す書体は、2.及び3.で規定した原則に沿って表現する指針として示
す。
備考 線の密度を一定にし、線が交差する付近のインキのにじ(滲)みを防止し、書
きやすくするために、線が直角に近い角度で交わるように文字の形を作る。
※ この規格は、前頁、前々頁の 製図ー文字ー第0部:通則 第1部:ローマ字、数
字及び記号でもあったように手書きの場合にも適用される。
ギリシャ文字が使われれるものは、表面性状の規定などで記号としてなら数多くみら
れる。
しかし、機械製図で、実際にギリシャ文字を図面の中で使用することは少ないであろ
う。よく見られるのは、円すいにおけるテーパ角度で、α が量記号として規定されてい
る。 α =10°などと図面に記入する。
その他には、文字記号として角度にはなぜかギリシャ文字が使われる。α のほかに
は、θ などである。
また、寸法補助記号としての Φ については、"寸法記入方法(4)寸法補助記号"
の頁で説明してある。
前頁でもコメントしたが、手書きの場合製図者が文字のサイズの規格を気にする
必要はなく、書体なども、斜体や直立体を意識することはないであろう。
この規格の注意点なども前ページと同じである。