線
線の太さの基準は、0.13mm、0.18mm、0.25mm、0.35mm、0.5mm、0.7mm、1mm、・・・・・である。
外形線に使われる太い実線と寸法線に使われる細い実線の線の太さの比率は2:1にする。同じ太さで描いてしまい印刷時に変換し忘れてそのままなのか、同じ太さのものがある。時間がないときは、寸法さえ間違いがなければと流してしまうと、ほかに問題がなければそのままになってしまう。見にくくわかりにくいので始めにしっかりと線の太さを指定しておいたほうが良い。
その他に、二点鎖線、跳び破線などが規定されているが、機械製図ではほとんど使われない。線は線の用途によって下の表のように用いる。
かくれ線などに使われるのは破線であり点線ではない。
破線を呼ぶときに、つい点線と言ってしまうことがある。一般の人に説明するのに破線というよりは点線というほうが理解されやすいのでそれが習慣になって、ついそのまま使ってしまう。 点線も規定されているが機械製図の部品図では使われることはまずない。
細い一点鎖線は、中心線に使われるが、簡略化して表す場合は、細い実線でよい。
細かいところは一点鎖線にする必要はないので、覚えておきたいことである。
線にかかわる項目のまえに、一般事項の中に線にかかわることが記されている。
一般事項のb)c)である。
b)線の太さ方向の中心は、線の理論上描くべき位置の上になければならない。
c) たがいに接近して描く線間の最小すき(隙)間は、平行線の場合には、最も太い線の太
さの2倍以上とし、線と線のすきまは0.7mm以上とすることが望ましい。また、交差
する線が密集する場合には、その線間の最小すき間を、最も太い線の太さの3倍以上と
する。
太い実線を0.25㎜とするとき、現尺で作図する場合、最も幅が狭いのは0.95㎜となる。
約1mmである。密集する場合はまた別になる。
文字
図面の中の文章に使われる仮名文字は以前は片仮名が多かった。鉛筆書きしていた時は力が入りやすくかけるため、コピーした時もにじんだりせず鮮明に見えるからであろう。
現代はコピー技術も進化しており、コピーして不鮮明になるようなことはない。平仮名でも問題はない。
漢字の場合も同様の理由からか16画以上の漢字はできる限り仮名書きとする、となっている。16画以上となると ”整” “機” “鋼” などが当てはまる。規定にもとずくと ”機械製図” は ”キ械製図“ ”鋼材” は“コウ材” となり キカイ(奇怪)なことになる。画数などを数えて書くことなどないのだから気にすることはない。この規定のコウザイ(功罪)はどんなもんであろうか。
ついでながら ”A” “B” ”C” は、ローマ字あるいはラテン文字である。JISでは英文字という表現は使われない。正式にはラテン文字ということらしい。PCのキーなどは英字、英数文字となっているのに。
図面中の文章は意外と読まれないものである。長々と書かれているものほどその傾向にある。もちろん、目を通さないことはないが加工中まで完全に理解されていることはない。加工中寸法を追っているときに文字は追わない。できるだけ図示して、図では充分に表せないもの、特に強調したいものにとどめておいたほうが良さそうである。
現代はコピー技術も進化しており、コピーして不鮮明になるようなことはない。平仮名でも問題はない。
漢字の場合も同様の理由からか16画以上の漢字はできる限り仮名書きとする、となっている。16画以上となると ”整” “機” “鋼” などが当てはまる。規定にもとずくと ”機械製図” は ”キ械製図“ ”鋼材” は“コウ材” となり キカイ(奇怪)なことになる。画数などを数えて書くことなどないのだから気にすることはない。この規定のコウザイ(功罪)はどんなもんであろうか。
ついでながら ”A” “B” ”C” は、ローマ字あるいはラテン文字である。JISでは英文字という表現は使われない。正式にはラテン文字ということらしい。PCのキーなどは英字、英数文字となっているのに。
図面中の文章は意外と読まれないものである。長々と書かれているものほどその傾向にある。もちろん、目を通さないことはないが加工中まで完全に理解されていることはない。加工中寸法を追っているときに文字は追わない。できるだけ図示して、図では充分に表せないもの、特に強調したいものにとどめておいたほうが良さそうである。