JISによらない機械製図

JISの機械製図に規定されていない描き方の説明と、偏見的な解説をしています。

製図 ― 製図用語 (2)

  前ページからの続きとなります。

 

2.3.3 投影法に関する用語









 この頁、投影法に関する用語は、機械製図ではほとんど使用しないものであろう。

必要があるものは、第三角法、第一角法であるが、機械製図では、第三角法を使用する

と決められているので、実際には第三角法だけである。

 

 3266の矢示法は、矢示法、その他の投影法の頁で説明してあるので、そちらを見ても

らいたい。補足すると、矢示法は、"やしほう"と読むのだが、"やじほう"と呼ぶ人

もいる。"やじほう"と呼ぶのは、"やしほう"だと、矢視法と誤って書かれることを

避けるためかもしれない。誤読のおそれのある用語については読みを括弧をつけて平仮

名で示すとなっているのだから、そのようにしたほうがよい項目ではある。

 

 3256正投影法の定義文の文中に投影面平上となっている語があるが、明らかに、投影

平面上の誤りであろう。最新版でも、そのままになっているので、この規格自体がその

程度のものということなのだろうか。

 機械製図でも、用語については、さほど重要事項ではないので参考に目を通すくらい

で充分である。