寸法公差及びはめあいの方式―
第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表
JIS B 0401-2
この規格は、第1部と同じく、寸法公差とはめあいに関することであり、図面にする
際は、JIS B 0024 による。
規格の多くは、表とグラフであるのでそれらは省略する。
序文 省略
1. 適用範囲 この規格のこの部は、JIS B 0401-1 に示す規定事項に基づいて計算
した穴及び軸に対して多く用いられる公差域クラス(公差域)の寸法許容差の数値を示
す。この規格のこの部は、上の寸法許容差 ES(穴の場合)及びes (軸の場合)並びに下
の寸法許容差 EI (穴の場合)及び ei (軸の場合) の数値を規定する(図1を参照)。
備考 寸法許容差の表において、基準線を軸にして対称な公差等級JS及びjsを除
き、上の寸法許容差ES又はesの数値は下の寸法許容差EI又はeiの数値の上側
に表示する。
2. 適用分野 寸法公差及びはめあいの方式は、単純加工物に対して適した公差及び寸
法許容差の方式を規定する。
この規格の中で使用す ”穴” 及び ”軸” という一般的な用語は、溝の幅又はキーの幅
のような加工物を挟む平行二平面(または正接平面)の間隔をも意味する(JIS B
0401-1 も参照のこと。)。同様に、”一般的に用いられる穴及び軸゛という用語は、
様々な要求事項に適した寸法許容差を幅広く選択できるものと解釈する。
用語、記号、方式の基礎などの詳細については、JIS B 0401-1を参照のこと。
3. 引用規格
備考 7.も参照。
途中省略
参考 はめあいの選択については、JIS B 0401-1の付属書1が参考となる。
4. 基本公差 基本公差の等級IT1~IT18の数値を表1に示す。
この方式の基礎とその適用の詳細については JIS B 0401-1 を、基本公差IT0及び
IT01の数値については JIS B 0401-1,附属書A,表5を参照のこと。
表1 3150mmまでの基準寸法に対する公差等級の数値
表及び備考省略
5. 穴の寸法許容差 この規格のこの部に示す穴の公差域クラスの概観表示を図2及び
図3に示す。
図2及び図3に示す公差域クラス並びに表2~表16に示すそれらの寸法許容値は、ど
のような場合でも、公差域クラスの選択についての細かい指示を与えるためのものでは
ない。
公差域クラスの選択についての推奨事項を、ISO 1829 に示す。
備考 省略
6. 軸の寸法許容差 この規格のこの部に示す穴の公差域クラスの概観表示を図4及び
図5に示す。
図4及び図5に示す公差域クラス並びに表17~表32に示すそれらの寸法許容値は、ど
のような場合でも、公差域クラスの選択についての細かい指示を与えるためのものでは
ない。
公差域クラスの選択についての推奨事項を、ISO 1829 に示す。
備考 省略
7. 参考文献 次の公差及び公差表示方式についての規格が、この規格のこの部の適用
に関して役立つ。
JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)ー幾何公差表示方式―形状、姿勢、位置及
び振れの公差表示方式
参考 7項目省略
図2 500mm以下の穴の基準寸法に対する公差域クラスの概観表示
図省略
図3 500mmを超え3150mm以下の穴の基準寸法に対する公差域クラス の概観表示
図省略
備考省略
図4 500mm以下の軸の基準寸法に対する公差域クラスの概観表示
図省略
図5 500mmを超え3150mm以下の軸の基準寸法に対する公差域クラス の概観表示
図省略
備考省略
表2~表32についての備考
省略
表2~表16 穴A~穴ZCに対する寸法許容差
表17~表32 軸a~軸zcに対する寸法許容差
省略
附属書(参考)
穴及び軸の公差域のグラフによる概観
文省略
図6 基礎となる寸法許容差に関する穴の公差域クラスのグラフによる概観
図7 公差等級に関する穴の公差域クラスのグラフによる概観
図8 基礎となる寸法許容差に関する軸の公差域クラスのグラフによる概観
図9 公差等級に関する軸の公差域クラスのグラフによる概観
図省略
前々ページからの "寸法公差及びはめあいの方式" は、規格と言うよりは、設計便
覧、寸法表と言っていい。
したがって、ここでは規格文章を載せるだけで、解説やコメント等はその必要がない
ので特にしていない。
また、前頁で述べたように、この規格は、公差がサイズ公差、寸法差がサイズ差にな
るなど大幅に改定されているので、最新版を確認してください。
大幅改定は、2016年なのですでに5年がたっているが、周知徹底されているとは言え
ないので、サイズという言葉が浸透するのはいつになるであろうか。